持続可能な観光の国際基準について

About International Rules

GSTCについて

GSTC(グローバル・サステナブル・ツーリズム協議会)は、持続可能な観光の推進と持続可能な観光の国際基準を作ることを目的に、2008年に発足した国際非営利団体です。

2008年には観光産業向けの基準(GSTC−I : Global Sustainable Tourism Criteria for Industry)、2013年には観光地向けの基準(GSTC−D : Global Sustainable Tourism Criteria for Destinations、2019年12月に改訂を行い現在は
GSTC Destination Criteriaという名称(略称はGSTC-Dのまま)となっている)を開発し、管理・普及活動を行っています。

GSTCが管理する国際基準は世界で唯一、国連世界観光機関(UNWTO)の指示の下開発された基準であり、国際連合環境計画(UNEP)などの国連機関、民間企業、NGOなど世界150以上の団体と連携し、その適切性がモニタリングされています。

Global Sustainable Tourism Council (GSTC)

日本版持続可能な観光ガイドライン(JSTS-D)について

「日本版持続可能な観光ガイドライン(JSTS-D)」は、グローバル・サステナブル・ツーリズム協議会(GSTC)が管理する国際基準を基に開発された持続可能な観光を推進するためのガイドラインです。

各地方自治体や観光地域づくり法人(DMO)等が多面的な現状把握の結果に基づき、持続可能な観光地マネジメントを行うためのツールとして、2020年に観光庁により策定されました。

観光庁のホームページ

グリーン・デスティネーションズについて

グリーン・デスティネーションズは、GSTC (グローバル・サステナブル・ツーリズム協議会) が認定している第三者認証機関です。観光地向けの表彰・認証制度を運営しています。

グリーン・デスティネーションズのプログラムは、認証までのプロセスにおいて、段階的な表彰制度を設けており、TOP100(正式名称:Green Destinations Top 100 Stories)、ブロンズ賞、シルバー賞、ゴールド賞、プラチナ賞、グリーン・デスティネーションズ認証というステップとなっています。

TOP100は最初のステップとして奨励されており、グリーン・デスティネーションズが管理している100項目の基準(GDS)のうち、1年目は15項目、2年目は30項目のサステナビリティチェックを行い、レポートを作成することでエントリーが可能となり、一次審査を受けることができます。二次審査では、「グッドプラクティスストーリー」という持続可能な観光の取り組みに関する優良事例のストーリーを提出し、そのストーリーが高い評価を受けた地域がTOP100に選出されます。

Green Destinations